過去の愛車たち

ギャランにあこがれ続けて三度ギャランに辿り着くまでの波瀾万丈の愛車達の歴史を綴っています。

まえがき

私は三菱の関係者ではないのだが、初めの愛車のギャランであったことが私の車人生を決めたといっても過言ではない。最初の愛車のギャランがかなり強烈な印象であったことから、「いつかはギャラン」と思っていたのかもしれない。ギャランは一時シグマとかラムダと言うおまけの名前を貰い、ラインアップから消えることになるのだが、E30系での復活を機にあのころの想いに再び火がついたのであった。
今ではスポーツする4ドアはランサーになってしまったが、あのころのギャランを知る人にとって、三菱の4ドアスポーツ車の原点は「ギャラン」と言う名を持つ車と思うのは私だけであろうか?
写真を見て改めて思うのであるが、歴代のギャランの顔はフロントの逆スラントやグリル配置の仕方等で似ていると思う。

'71 GALANT 16L GS (A53)(1980/06-1980/12)
おじさんの中古を譲り受けた記念すべき初めての愛車。免許取得と同時に私のものになった。ボディーカラーはあとから全塗装されたえんじ色。SUツインキャブの4G32型1600ccサターンエンジンで、とても調整に手間がかかりました。(神戸三菱自動車多聞営業所には大変迷惑をかけました)今ではお目にかかれない「有鉛」ガソリン仕様でした。
この車では4ドアの便利さ、とにかく丈夫なエンジン、まとまったデザインに秘められた優れた運動性能に魅せられた。初代ではないが、デザインは同じなのでギャランと言う車の原点であり、何よりも私にとっての原点の車である。 
'73 GALANT GTO 1.7 SL (A55C)(GS仕様 -> GSR仕様)(1980/12-1982/08)
ギャランが10年目の車検になるので、下取りとしてディーラーにやってきたGTOに乗り換えることになった。車歴唯一のクーペモデル。エンジンはギャランと同じ型式のサターンエンジンではあるが、大きなカタツムリがついた1キャブ。非力ではあったが、7連メータのコクピットには大変満足していた。その後、解体屋で譲り受けた5速に載せ買え、2000ccのGS用のエンブレムをつけて見栄を張り、末期にはGSR用のフェンダーにある部品を取り付けたりもした。(写真は2000GS仕様時)
'82 MIRAGE II TURBO (A152) (1600GT仕様)(1982/08-1984/03)
世にターボブームを巻き起こした三菱。ディーラーに納入された試乗車に乗ったとたん、その飛び抜けた加速感が忘れられなくて購入した試乗車落ちのミラージュII。1400ccでありながら、今では覚えている人も少ない「スーパーシフト(通常の4速ギアに加えて、SPORTとECONOMYのギアがあった)」をこまめに切り替えながら、その加速に酔いしれていた。ギャブ付きターボなんてこのモデルだけじゃないかな?手を加えたところは、ディッシュタイプのアルミと当時のブームであったドアミラーを装備した程度であった。一番泣かされたのがイメージカラーである黒のボディー。ワックスをかけると綺麗にふき取っても跡が残るので必ず水拭きをしていたことや、やたら傷が目立つ事も悩みの種。当時はGSで夜はアルバイトをしていたのだが、殆ど毎日車磨きをしていた。
'84 LANCER INTER COOLER TURBO GSR (A175)(1984/03-1988/06)
初めての新車。当時AE86が巷ではブレイクしていたが、4ドアでありながら、ホットなルックスを持つかっ飛びINTER COOLER Turboに一目惚れ。純正でゴールドに塗られた鉄ホイルも当時珍しかった。購入時は神戸だったが、納車前に東京へ転勤する事になり、神戸ナンバーで東京に乗り込んだのであった。FRIDAY INTERNATIONALというショップで、ラリー風のADVANホイール、ナルディー、HKSマフラーに変更して、週末の夜には首都高でストレスを発散する事もしばしばあったかなぁ。シフトアップ時にはヒュンヒュンいわせていたエンジンはシリウスエンジンは素晴らしい加速性能だった。フロントバンパースポイラーの材質はFRPであったが、当時としてはかなり過激な標準装備であった。内装もレカロ風のホールドのいいスポーツシートが装備され、走ることの喜びを与えてくれた車であった。あとから輸出用グリル+リアスポイラー+逆文字2000 TURBOステッカーを取り付けて輸出仕様にしていた。
'88 HONDA ACCORD CA 2.0 Si(1988/06-1994/12)
結婚を機に嫁さんでも乗れるおとなしいトルコン(自動変速機)にする事になり、初めはギャランE30系にするつもりだった。しかし、破格の下取り(当時で80万)と値引き(25万)を提示され、発売後間がないギャランに25万円値段の差をつけられ、で当時F1で一躍有名になったホンダに浮気することに。何よりの決定打は嫁さんが気に入ったことでした。内装はワインレッド。B20型DOHCはラフなアクセルワークではすぐタイヤをならす程トルクのあるエンジンであった。燃費も16km/lを記録するなど、結構広い範囲をカバーしてくれるエンジンであった。暫くして横浜タイヤのAVS(195-50-15)+アルミに交換したが、AVSはとても静粛性に優れたいいタイヤであった。それでも三菱車に対する思いは捨てきれず、何度もディーラーを訪れて見積もりして貰ったが、結婚後はなかなか贅沢もできずに車歴では一番長い期間お世話になることになった。
'94 GALANT VX-R V6-MIVEC(E50)(1994/01-1995/10)
憧れ続けてやっと購入した2台目のギャラン。白が欲しかったのだが、当時はソリッドカラーしかなく、また、黄色味がかった白だったので無難なシルバーメタ(ラガーディアシルバー)にした。サンルーフ、クルーズコントロール、DS3サラウンドシステムと色々オプションをつけたので納車まで2ヶ月半も待たされました。V6 MIVECは噂通り素晴らしいふけ上がりのエンジンで7000rpmまで一気に吹け上がる素晴らしいエンジンでした。お約束でもあるサイドの三菱マーク(左側のみ)以外は全てノーマルだった。1年半後、海外赴任する事になり、涙をのんで手放した。
'95 MINICA TOPPO Q3(1995/12-1998/07)
海外赴任に連れてこれない嫁さん用に購入したトッポ。嫁さんの実家の車庫に軽自動車しか入らなかったので購入したのだが、ギャランを下取りにしても数万円必要でした。納車までこれまた2ヶ月も待たされ、待っている間にマイナーチェンジしてしまった。(営業マン曰く、神戸で寒冷地仕様を選んだ為遅れた)軽自動車のくせに紫外線防止ガラス、パワーウィンド、4AT。上り坂以外はきびきび走りました。物も沢山積めるし、リアゲートのガラスハッチとゲートの2種類の使い勝手は抜群であった。視界は右Aピラーが邪魔で右折時に苦労した以外は最高だった。
'98 GALANT GDI Viento-R(EA1A)(1998/07-)
海外赴任が終わるやいなや、やはり原点に戻ることになった3台目のギャラン。大きくなったボディーや足廻りは先代そのままではあるが、他に類を見ないフロントのデザイン、ややおとなしくなったが、筋肉質なフロントフェンダーからリアにかけてのサイドライン、もうこれしかないと思った。最高グレードVR-4には予算が足りず、せめて外観だけは見栄を張りたいと言う気持ちからこの車に決めた。



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