室内からフェンダーへのルートは「メンテナンス講座」にも紹介している「ドア取付部分にある既設の配線取り込み部」を利用した。この作業を行うためにはタイヤハウスの裏側にあるプラスティックを取り外す必要があるが、今回は手を抜いてフロントタイヤ後ろ側のみをめくるようにして作業を敢行した。 内部から既設配線引き込み部を覗いたのが左の画像。黒いビニルテープ部分が既設配線で白い部分(矢印部分)が今回敷設したゴムホースと油温計用の配線。 とにかくこの部分の作業は二度としたくないと思うほど作業がやりにくい場所なのだが、エンジンからの配線を室内に引き込む場所で他に丁度いい場所がないのでぼやきながらの作業となった。 |
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ちょっと見にくいのだが、フェンダーからの配線は左の赤い矢印部分から既製のグロメットに抱き合わせて引き込む。 油温計の配線はここで束ねた状態で置いておく。これはまた後日の作業となる。 |
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矢印部分が上の画像の拡大画像。矢印先端の白い部分が引き込み部分。そこから上に伸びて右側に行っているのが負圧計用ゴムホースで、画像右側にある上から下へ降りているのはウォッシャー用のゴムホースである。 余談ではあるが、負圧計用のホースはかなり肉厚の厚いモノを使用しており、ウォッシャー用のゴムホースは薄いモノが使われている。負圧による変形を防ぐための当然の仕様である。 |
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これがインテークチャンバーからのホース分岐の様子。 4G93GDIではこの場所しか分岐を取る場所がない。 分岐部の三つ又管は負圧計に引き込む部分の内径が更に狭くされており、(オリフィスのようなモノがある)メインの負圧の流れを妨げないような工夫がされている。 |
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配管接続を終え、全ての配線と配管が終わった状態のメーター部分を上からとらえた画像。動作を確認してこれにカバーをかぶせて作業は完了となる。 アイドリング時は-50を示し、アクセルに連動して正圧側に振れる。実際の走行ではアクセルの操作にかなり敏感に針が振れる。更には色々な制御が行われているのか、アクセルの開度に関係なく、針が振れることがあり、停止前では-50から-20へ一旦振れ、暫くして-40辺りに落ち着く動きをする。また、エンジンブレーキ作動時には-60近くまで振れるが、停止寸前にはATのロックアップが解除されるのか、-20辺りまで戻るようになる。昔取り付けた負圧計とは異なりかなり複雑な動きをするので、それに併せてアクセル開度を調節することは不可能であるが、これを機会に燃費運転を心がけたいと考えている。 |
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