2001/08/19:車高調(BILSTEIN ENNEPETAL ETS Kit type HA)装着

今まで装着していたダウンサスでは車検に通らない事が明らかになり、一時的にフロントだけ純正サスに戻していましたが、ショックもそろそろ交換時期ではないかと思い新たに車高調を導入することにした。車高調を選んだ理由は、「違法車両扱いにならないように自由に車高を変更できるため」である。
ギャラン用の車高調は数社から発売されているが、今回選んだモノはビルシュタインエナペタルにラインナップされているコンプリートキット。お値段は目玉が飛び出るほど高いが、EA1A専用にアレンジされている事と、絶対後悔しませんとのショップの人の言葉に乗せられて選んだのであった。

ギャラン用としてラインアップされているのは「ETS KIT タイプHA」と呼ばれるネジ式車高調整ショックとスプリングのキットで、スプリングにはフロント10K, リア6Kのテーパータイプが採用され、調整はネジ式。フロントリア共にノーマルアッパーマウント対応で、メーカー推奨は3センチダウンとなっている。

装着した状態の画像。ショックはエナペタル色の濃いブルーで今までのカヤバよりも濃い色合いで、直径はカヤバと比較しても一回り太くなっている。サスは黄色だと思っていたのだが、実物は何とも味気ない黒。見た目の存在感がないようで、個人的にはちょっとガッカリ。

 リア右装着状態                フロント右装着状態
 
上の画像は車高調整後の状態で、フロントは保安基準数値を確保する事が前提で4センチ近く下げた状態。一方のリアはちょっと高めに設定。見た目の感じとしてはこれまでのシグマベータ(レグナム用)に近い状態にして貰い、そこからフロントをやや上げた状態。リアの車高を上げた理由は簡単で、家族が乗車した状態でもマフラーが縁石に乗り上げないようにするため。外観は従来通り前下がりのフォルムには変わりありません。こういう独自の設定が出来るのも車高調のお陰です。
 

この位置の設定で外観は下の画像のようになっています。タバコを横にしてタイヤの上に置いてみました。
リアの隙間は以前に比べやや狭くなっているが、フロントは指1本分広くなった感じになっています。結果、両方とも指2本分の隙間になっている。

 

上の画像では見えないが、実際はホイルの隙間から青いショックにビルシュタインの文字を確認することが出来る。リアではネジリングがタイヤとホイルアーチの間から確認することが出来る。
 

どのサスも同じなのだが、後ろから下をのぞき込めばご覧のような光景になります。

 

遠くから見た状態の画像です。この画像で見た以上に実際はフロントダウン気味になっています。それでも今まで段差では必ずと言っていいほど擦っていたフロントバンパーを全く擦らなくなった。


 

肝心の乗り心地は、サスのセッティングはストリート仕様であるにもかかわらずハッキリ言って「かなり硬い」。荒れた路面は勿論のこと、マンホール通過の際の振動もかなり敏感に伝わってくる。車高調は全般的にハード設定とは聞いていたが、従来に比べると路面状態に対して敏感に反応している。夜間走行時にはヘッドランプの光軸境目が路面状態に反応して上下に動いていることがわかる。ショップの話では馴染めば少し柔らかくなると言われたが.....

反面、高速走行では抜群の安定度を保つことが出来ている。従来ならば路面のつなぎ目でフワフワした感じがなくなり、路面に吸い付いているように安定して走行することが出来る。この辺りは欧州仕込みの味付けなのでしょう。高速走行が多い私にとってはこれは大歓迎。

更に、硬くなった足に比例してコーナーのロールが少なくなり、とても安定してクリアすることが出来るようになった。この挙動の変化には気をつけなければ、かなりのスピードでコーナーリングしてしまう。パワーが足に追いついていない感じはしますが、運転しやすくなったことは紛れもない事実です。
 




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