2002/08/03:燃料噴射系とスロットル周りのクレーム交換

現在、GDIエンジン搭載車にサービスキャンペーンが行われています。具体的にはプラグの交換(長時間のアイドリング時にエンストする可能性への対策として突き出し型→二極セミ沿面プラグへ交換)とエンジンECU書き換え(パワステやエアコンの負荷が重なった時のアイドルアップ制御(回転を少し持ち上げる制御)の変更)を行います。これ以外にも新たに開発されたGDI専用オイル(5W−20)への1回無料交換とインジェクタークリーナーを1本がプレゼントされます。

私の場合はECUを書き換えてからアイドルアップが極端に変動するようになってしまいました。(プラグは交換し、インジェクタークリーナー入れましたが、オイルは交換していません)エンジンブレーキの利きも悪く1500回転付近で明らかに違和感ある動作をしてしまいます。具体的には次の通り。

 ◆燃費が随分悪くなったような気がする。
 ◆N−Rの切り替え時に1300ぐらい回転が上がりストンと下がる。
 ◆1速から2速へアップした直後に1500回転付近でアクセルが戻らず車が前に出される。
  2速から3速も同じような症状。
 ◆クリープ速度、1速でも以前より早く速度が上がる感じ。
 ◆4速60キロ、1500回転付近でアクセルを踏まなくても速度を維持する。
  (今まではエンブレで速度は落ちていた)
 ◆低速でのトルクが無くなったが、回転が上がれば以前よりも加速する感じ。
 ◆キックダウンしてちょっとアクセルをゆるめると、すぐシフトアップしてしまう。
  (以前はもう少し間隔が開いていた。)
 ◆アイドリングが不安定になった。

これ以外にも色々これまでとは異なった挙動を示していました。
自己診断システム(MUT)で調べてもらったところ、燃調コントロール系の不良という事で、高圧燃料ポンプを交換してもらう事になりました。
 

丸一日に車を預けて取りに行ったところ、「燃料噴射系周りをごっそりクレーム交換」したとのこと。
元々自己診断システム(MUT)では燃圧不適正となっていたので、想定される原因の下記部品を全て交換してもらいました。

 ◆高圧燃料ポンプ
 ◆レギュレータ
 ◆インジェクター一式
 ◆スロットルボディーの交換とスロットルワイヤーの掃除

結果、アイドルは見事に落ち着きました。シフトアップ直後の挙動の変化は少々残っていますが、以前に比べれば随分改善されました。これ以外のECU書き換え後の問題も全てすっきり解決し、これまで以上に調子よくなっています。スロットルボディーはかなりカーボンが付着していたようで、それだけでもかなり改善されるといわれました。以前はタコメーター上は問題なくても負圧計がふらふらしていたのですが、今回の処置後は負圧計も一定。関係ないかも知れませんが、吹け上がりも別物になりました。

今回のECU書き換えによる不具合が今回交換した部品と直接関係しているか?は少々疑問が残りますが、ある方からの情報では「本来ならばECUプログラム書き換えのみならず、ごっそり燃料系を交換しないと問題は解決しない」との噂もあるようで、書き換え後に「エンジンブレーキ中の極端な回転数の上昇」か「アイドリング不安定」の症状が出てきた場合には一度「高圧燃料ポンプの燃調制御」を確認してもらい、スロットル周りを点検してもらいましょう。
 

交換した部品の画像を掲載します。

↓高圧燃料ポンプ↓

↓燃料低圧レギュレータ(赤い矢印は高圧燃料ポンプ)↓

↓スロットルボディー↓
 

これ以外にもインジェクターを交換しているのですが、
カバーに覆われているため撮影できず。



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