2004/10/16:ラッシュアジャスター交換
 エンジンからカタカタと音を出し始めたのはいつの頃からでしょうか、気になり始めたのは昨年夏頃から。その後点検等の度にディーラーで見てもらいましたが、数回空吹かしを行うと見事に消えてしまう。確かに整備解説書にも「数回空吹かしを行って音が消えれば問題なし」と記載されている。対策品が出ている(第2世代の部品番号に変わっている)ことは知っているが、症状を確認してもらえない以上そこから先には進めません。
 それから半年がたち、数回空吹かしを行うと音は一時的に消えるのですが、最近は回転数が低くなり油圧が下がって暫くすると冷温に関係なく必ず音を発するようになってしまいました。きちんとオイル管理はしていても10万キロを超えた車なのである程度は仕方ないと思いながらも、本来静かであるべきエンジンから突如カタカタ音が発生すると、やはり何とかしたいと思ってしまいます。部品を調べると代替部品(何らかの対策済みだと思う)があるようで、単体の値段を調べると1500円程度ですが、同じモノが16個あって、その交換工賃を考えると5万円近くすると思うので自腹覚悟で交換すべきかどうか?悩んでいました。

 そんな折り、9月に行われた松本オフでお会いした同じ年式グレードで、私より少し走行距離が伸びているのtomiさんから「2ヶ月前に対策パーツへ無償で交換してもらった」との情報をいただき、伝家の宝刀である三菱HPのお客様相談室へ連絡を入れて状況と対応を確認したところ、異音の原因がラッシュアジャスターであれば無償交換の対象になるとの連絡を受けました。今の状況を受けてでしょうか、対応は非常に丁寧で専門知識も豊富で非常に好感が持てました。
 これを受けてディーラーへ持ち込んで異音の出所を調査するため事前予約を経て1週間ほど入庫。預けた際には場所によっては無償対応になるでしょうとの説明がありましたが、内心ドキドキしながら土曜日に引き取りに伺ったところ、原因はやはりラッシュアジャスターで、こちらから状況を説明するまでもなく無償での対応となりました。

ラッシュアジャスターからの音については、こちらに詳しい記載がありますのでご覧ください。

 エンジンを始動してまず感じたことは、別の車ではないかと思うぐらいに静かになったこと。逆に今まで気が付かなかったインジェクターやパワステポンプかオルタネーターから音が耳に付くような状態。新車の時ほどではありませんがこれだけの差があることに改めて驚きました。
 驚いたのはそれだけではありません。走り出してすぐに感じたことはトルクが増したような感じがあり、吹け上がりフィールも全く別物。バルブの開閉タイミングにも影響を与えていたためなのか今まで感じていた振動も減り、エンジン自体が全く別物になった気がします。これらは多少プラシーボ効果的な面もあるかも知れませんが、長い間にわたって気になって仕方なかったカタカタ音は見事に完治したのでこれにて一件落着です。

 私と同じ4G93GDIエンジンであっても確実に同様の対応してくれる保証はありませんが、一例として掛け合ってみる価値はあると思いますので、常時カタカタ音が発生している場合は最寄りのディーラーで原因を確かめてもらう事にをお勧めします。今回は4G93GDIの事例となりましたが、色んな方々の情報ではV6についてもクレーム対応で処置している例もあります。




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