2005/08/14:ラジエターアッパーホース交換+水温センサー移植
 新車時から交換していないラジエターアッパーホースが高温状態になるとパンパンに膨れる様になりました。低温時に触ってみるとホースがかなり柔らかくなっていました。一方、同じく新車時から交換していないロアーホースの方は硬さを保持している。両者の違いはアッパーが高温側でロアーは低温側である事。確かに温度差による劣化の違いはあるだろうが、これほど違いが出た一番の理由は後から取り付けた「水温計センサー」が何らかの影響を及ぼしていると思っている。
 実は車検時にもらった「点検記録簿」に「メンテナンスに関するアドバイス」という項目があって、その欄に「ラジエターのアッパーホースの取り替えをお勧めします」なんて書いてあったので交換する事にした。
取り外した後の画像になるが、水温計を装着されている方にはお馴染みのセンサーアダプターが取り付けられています。ホースを交換するとこのセンサーアダプターも取り外す事になってしまいます。以前からこのアダプターの接続部からポタリポタリと極僅かに水漏れしていたので何とかしたいと思っていたので、後述するある部品を利用してホースを切断することなく水温センサーを取り付ける事にしました。
余談ですが、ご覧の水温計センサーアダプターのサイズは34。もうワンサイズ大きい36であれば漏れは起こらなかったのではないかと思います。取り外したこのアダプターは古いホースと共にtanabe51さんのもとへ嫁いでいきました。
 ご覧の画像は交換後の状態。今回はディーラーのアドバイスでホースバンドも同時に交換しました。新しいホースバンドはこれまでの無垢ではなく、黒い塗装が施されていました。(上の画像と比較してください)また、バンドに引っかかっているように見える赤いブツはホースを取り付ける際にバンドを開いた状態を保持するためのクリップ。ホースを取付け、バンドを所定の位置にセットした後にこのクリップを引き抜くとバッチリと固定状態になります。これがあるお陰で交換作業が随分楽になっています。
 やはり新品は硬い感じで以前のホースと比較するとその状態は雲泥の差。当然ですが、新品では以前のような膨れは全くなくなりました。また、ご覧のように水温計アダプターは取り付けていません。でもこの画像ではセンサーを取付済みで勿論きちんとした水温を表示してくれます。
水温計センサはご覧のエンジン側のアッパーホース根本にある部品に取り付けています。この部品は純正部品に水温計センサーが装着できるようにちょっとした改造を施した部品。ミラージュ用として某所で出品されていたものがGDIギャランと部品番号が同じだったのでゲットしていたブツ。元々この部品にはセンサ等が装着できるような座があって標準では開けられてていない穴を新たに開けてPTネジ加工をしただけのもの。では何故そこにこんな座があるのか?想像ですが、エンジンブロックの設計は古いため、以前はECU用の水温センサはここから取っていた時代の名残だと思われます。(今ではロアー側にECU用の水温センサが取り付けられているのが普通のようです)
 水温計センサの位置が変わったので配線を延長する必要がありましたが、ごく一般的な電気作業なので難無くクリア。エンジン部のシールとセンサーのテフロンテープをきちんと施し、山岳路を爆走して極限まで温度を上げても全く漏れない事を確認。赤いアダプターがなくなり、無粋な感じのエンジンルームに戻りましたが、機能的にはそれが何処にあるのかがわからない!と言う、私好みの部品に巡り会えたお陰で満足度はかなり高いです。
 ゴム製品は経年劣化という問題があり、今回は正にそれに該当していたことになります。社外品のアダプターが原因で劣化を早めた感じはしますが、他のゴム部品にも劣化の兆しがないかを確認しておく必要がありそうです。



進化の記録へ戻る       TOP PAGEへ戻る

ご感想、ご質問、ご要望等は「掲示板」またはメールフォームからお願いします。
お待ちしております!!!

M's GARAGE BACK TO GALANT