GALANT GDI Viento-R メンテナンス講座
003:リアランプのばらし方(リアランプの電球交換)


ブレーキランプ等のリアランプの交換は、通常(私の知る限るは)トランクの内張りを外して、電球のソケットを回して外せば簡単に交換できていた。
しかしギャランのリアランプの電球を交換するためには、ランプユニットをボディーから外さなければ交換できない。

準備する工具:
- スパナ or ソケットレンチ(10mm)
- プライヤ(先細タイプがベター)
- マイナスドライバー

最初はトランク全面に貼られている内張りを外す事から始まる。トランクエンドにある化粧パネル(リアエンドカバー)を引っ張るように持ち上げる。最初はかなり固いので、内張り剥がし等を使用すると良い。

外れると固定用の金属クリップを確認すること。大抵の場合、クリップがボディー側に残ってしまうのでこれを取り外して、化粧パネルに戻しておくこと。これを怠ると化粧パネルをきちんと取り付けることが出来なくなる。

 

左がボディーに残った状態で、右はそれを取り外して化粧パネルに取り付けた状態。

 

次はテールユニット裏側の内張り。これは合計4個のプラスティックネジで止められているだけ。指で回せば簡単に外れる。取付時には単に押し込むだけである。

 

画像は右側。左も同じ様な位置にある。成形の関係だろうか、結構外しにくい状態になっている。結構簡単に折れてしまいそうな部品なので、焦らずにゆっくりと外すこと。開口部付近はウェザートリップ(縁にあるゴム)に挟み込まれているので、引っ張るようにして外す。

次はユニットを固定しているナットの取り外し。赤矢印の3個のナットをソケット等で緩め、青矢印の部分をトランク内から押し込むとユニットが外れる状態になる。但し、その前にこれに繋がるカプラーとボディー部にあるケーブル穴を塞いでいるグロメットラバーを外側に押し込んで置くことを忘れずに。

 

右の画像は完全にユニットを外した状態。ご覧のようにかなり汚れている。ここは水の通り道になっているので、こういう機会にワックス掛けを行っておくことをお薦めしたい。

  

これは左側の画像。私のギャランにはコーナーセンサーを取り付けているので余分な配線がここから車外に引かれている。

 

左は外したユニットの画像。各矢印は上の画像で示した固定部分。

 

さて、ギャランに使用されているバルブは右の画像の通り。ちょっと見にくいが、左から「バックランプ:21W」「テール&ストップランプ:21/5W」「ターンシグナル:21W」。見ての通り、ターンシグナルだけが異なるタイプでオレンジ色となっている。レンズがクリアになっているにもかかわらずオレンジ色に光るのはこの為。
余談であるが、フロントのターンシグナルは普通のウェッジ球が使用されている。にもかかわらずオレンジに光るのはバルブの外側にオレンジのカバーがあるためです。(同じ車でも統一性がないのは何故でしょう?

取付は取り外しの逆で、防水スポンジはそのまま使用できる。弾力性が無くなれば交換した方がいい。内張り固定用のビスは回して固定してもいいし、力を込めて押し込んでもいい。リアエンドプレートカバーに金属クリップを取り付けて、力を込めてボディーに押し込むと固定される。金属クリップがボディーに付いたままだとカバーが完全に固定されない事になる。


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