GALANT GDI Viento-R メンテナンス講座
024:フロントドア内張りのバラシ方


フロントドアの内張りを外す理由は「スピーカーの交換」ただ一つですよね。実は私も今回スピーカーを交換するためにフロントドアの内張りを外しました。この他に内張り頂部にあるウェザートリップにガタが生じていたため併せて調整しました。

 必要な工具:プラスドライバ、内張り剥がし

内張りはビス(赤矢印)と樹脂クリップ(青矢印)で固定されています。ツイーター部は青い矢印ですが、はめ込まれているだけです。

上の赤い矢印の部分の詳細を説明します。

取っ手の部分にカバーがあり、小さいマイナスドライバー等でそのカバーを外すとご覧のようにネジが見えます。これを緩める。
このグリップは外す必要はありません。そのままでも内張りは外せます。

次はドアノブを手前に引くと黒いネジが見えるので、これを緩める。ノブのカバーは右の画像のように引っかけているので、前方(エンジン方向)にスライドさせながら手前に引くと外すことができる。

 

他には、内張り周囲のビスは全部で3カ所でとめられている。ビスが見えないようにカバーで覆われているので、このカバーをめくるとビスの頭が見えてくる。カバーは外れないような仕掛けになっているので、無理に取らないように!

次はツイーターの取り外し。カバーは、はめ込まれているだけだが、ツメを折らないように左の画像の矢印の開始点辺りを手前に引っ張るとカバーが外れやすかった。

 

ツイーター本体はミラー固定用のナットと共締めされているのでこれ2個を外す。カバー固定用の座も取り外す。

次は青い矢印部を内張り剥がしで樹脂クリップを外していく。最初の一つを外せば後は力で外すことができるが、壊してしまうことがあるので気を付けて下さい。

ここまで来れば内張りを持ち上げ気味にして窓の部分ではめ込まれている部分を外します。その後、パワーウィンドースイッチに接続されている端子の青い部分を押しながら本体から外す。

  

その後更にドアコテーシランプの電球ソケットを90度捻って外す。電気が点灯している状態なので、電球を触って火傷をしないように!
私のギャランではドアハンドルプロテクター用の電源がここから分岐されている。ディーラーオプションなので作業が雑でした。

完全に内張りを外した状態の画像です。青い矢印は樹脂クリップの刺さっていた場所。ドアの中央底の部分にプレスラインが下に抉ってあって、その両側にクリップがあるのがわかりますか?(緑の矢印部)このプレスラインを頼りに樹脂クリップの場所を見つけるのです。

取り外された内張りを裏から見るとこんな感じです。

助手席を例にしましたが、運転席側も殆ど同じ。注意する点はパワーウインドースイッチのコネクターが外しにくい場合があること。内張りを完全にフリーにする前に、下から覗くと目当ての端子が見つかるので外して下さい。はめ込まれているだけのスイッチ本体を外す方法もありますが、下手をするとピンを壊してしまう可能性があるので、お薦めできません。

取り付け方はいつものように逆の方法で行います。樹脂クリップは叩くようにして押し込むだけですが、無理をすれば折れてしまうので、穴の位置を確認してから叩いて押し込むとよい。



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