GALANT GDI Viento-R メンテナンス講座
030:スポーツモードAT、+/−の逆転方法


私は最近ゲームセンターには足を運んでいないのでよく知らなかったのだが、ゲーセンにある車のゲームのシフトは上側が「−」で下側に動かすと「+」だそうである。この話、2002年1月に行われた大阪ミニオフでアイケンさんから聞いた話で、ゲーセンに行った後にギャランを運転すると反対に操作してしまうので逆にしたいと言っていました。「スポーツモードATの+とーを反対にする方法」については、以前どこかのページに紹介されていたと思ったのだが、探しても見つからなかったので、ここでその方法を紹介したい。自分自身は今のままでも不具合は感じていない(寧ろこれに慣れてしまった)ので実際にやってみたわけではないので、作業後の確認を忘れないようにしてください。

 必要な工具:マイナスドライバ(できれば小さい物)又は内張り剥がし
       配線をつなぎ変えるので、電工ペンチにギボシ等が必要

まずはコンソールボックスをばらす作業から始まるのだが、このバラシ方については以前紹介しているのでこちらをご覧ください。ここではそれ以降の作業について紹介したい。

コンソールを外すと下の画像のような状態になり、シフトの手前に白いコネクターがある事が確認できる。このコネクターにはスポーツモードとノーマルモードのセレクトスイッチ、シフトスイッチ、イルミネーションの配線があり、一部の配線を除きAT-ECUへ繋がっている。つまり、この部分で+とーの配線を逆転する事によってシフトセレクターの信号を逆転してECUに送る事になるのである。


 

コネクターの様子は次の通り。
 1:イルミ用アース(VR-4等のレオスタッド付きの場合レオスタッド回路へ) <黒地に黄線>
 2:イルミ電源 <緑地に白線>
 3:セレクトスイッチ(オート/マニュアルの切替え)入力 <黄色>
 4:シフトダウンスイッチ出力 <黒地に黄線>
 5:シフトスイッチ(シフト選択用)入力 <青地に赤線>
 6:シフトアップスイッチ出力 <白地に赤線>
 7:オートモードスイッチ出力 <黄地に赤線>
 8:マニュアルモードスイッチ出力 <赤地に黒線>


 

上記コネクターの4番と6番(2002/04/23訂正)の配線を逆につなげば、マニュアルモード時のシフトを前方に倒すとシフトダウンに、逆に手前に倒すとシフトアップを行う信号をECUに送る事になる。場所が狭く、配線も短いので作業は楽とは言えないが、配線をつなぎ変えるだけの簡単な作業である。

この作業を行うと、パネルに表示されている+とーも交換したくなるでしょうが、この部分は恐らく貼り付けられていると思われるので、ラベルを貼る等でお好きなように加工してください。尚、これを変更しても車検は問題ないらしいです。
 



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