GALANT GDI Viento-R メンテナンス講座
033:フロントスモールランプの美しい極性変換方法(LEDスモール装着を考えている方へ)


最近流行のLEDランプにはプラスとマイナスの極性があります。普通のバルブを装着する場合は極性には関係なく点灯するのでバルブを差し込めば逆の極性であっても点灯するのだが、LEDの場合はその極性がきちんとマッチしていないと点灯しない。やっかいな事にギャラン/レグナムのヘッドランプに内蔵されているスモールランプのコネクターは車によってその極性がまちまちである。LEDをセットして点灯しない場合はこの極性を逆転させなければ点灯しない。運がよければ極性がマッチしていて点灯するがその確率は低いようである。これに対しての処置として荒療法は配線を切断して接続を変更するが、それでは見栄えが美しくありません。と言うわけで、見た目には全くわからない方法で極性を変更する方法を紹介します。
まずはヘッドランプユニットに接続するコネクタを取り外す。画像は運転席側のコネクタの場所。頂部にあるノッチを押しながら引っ張ると外れる。助手席側も同じ位置にあり、ユニットに直接取り付くコネクタはこれだけなので簡単に場所を探し当てる事が出来る。
コネクタを外して裏から見たところ。ご覧のように配線がコネクターに埋まる部分に茶色の物体がセットされている。これを小さなマイナスドライバーか、先端が針状になったような工具を使って取り外す。
茶色の物体の拡大画像。ご覧のような形をしてはめ込まれているだけ。形から外し方の参考にして欲しい。
茶色の物体を取り外したコネクタ。チラッと見える配線は色分けされているが、車によってその極性はバラバラ。何のための色分けなんでしょうね。
ここからが少々コツがいる作業。コネクターを反転させてユニットに装着される側を見るとご覧のようになっている。赤い矢印で示す溝の部分に先端がとがった針のようなもの(爪楊枝でも良いかも)を突っ込んでこの裏側(一つ上の画像参照)の配線を引っ張るとコネクタから端子付きで配線が外れる。2個ある配線は同じ方法でコネクターにはめ込まれているので双方の配線を逆に挿入すれば極性変更が完了する。配線をはめ込めば自動的にロックされるし、最終的に最初に外した茶色の物体で固定するのでそれを押し込んで固定しても良いかと思います。
配線が簡単に抜けない場合は端子のロックが外れていないのでもう一度穴に差し込んだものを差し込み直して配線を引っ張る。端子のロックが外れていればそれ程力を入れることなく簡単に外す事が出来る。
構造を知っている方にとっては簡単な作業となるが、構造を知らない方にとっては配線の引き抜きに苦労すると思います。無理をすると配線だけが抜けてしまう事があるので要注意。毎度の事ですが、作業は自己責任でお願いします。


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