2003/02/11:ハイコントラストメータ装着完了

オークションで落札したEA/EC3A(2400cc)用ハイコントラストメータの装着を完了しました。
昨年暮れに仮装着した際に機能上全く問題ないことを確認していたのだが、レオスタット(輝度調整)がないため部品入荷待ちとなっていた。部品入荷後に部屋の中で少々改造作業を行い、レオスタッド機能も動作するようになった。
新たに購入した部品は以下の通り。
 1.メーターパネル:MR216450、2,300円
 2.レオスタッド:MR346537、2,000円
 3.スイッチホルダ:MR250250、200円  合計4,500円(税別)

 

スイッチホルダーも無くてもいいと思いますが、とてもしっかりと取付が出来るので費用対効果で購入しました。
レオスタッドスイッチとホルダーはご覧のようにはめ込むだけ。

メーターパネルについては、レオスタッド用の穴をあければ必要ないのだが、見た目の美しさに拘りたかったので勢いで購入しました。気になるメーターパネル穴の拡大画像はご覧の通り。ちょっとピンぼけしてしますが照度調整のマークが愛おしい。

 

 

メーターパネルの状態は見ての通り右側に縦長の穴が開いた状態。裏側にホルダーにセットして取付が出来る様に穴が開いている、固定用の穴は標準メーターにもあって、穴を開ければそのまま装着できる。左が今回購入した穴あきパネルで、右が標準パネル。厳密には穴あけの他に上下をちょっと削る必要があるみたい。

 

手元のパネルはどうせ荒ゴミになるので、ちょっとしたお遊びでこの穴を自作してみました。
結果はご覧の通りあまり美しくない。それなりの加工工具があれば十分自作で対応できることだけはわかりました。

 
 

私の場合、ホンダS2000用のスタータースイッチを埋め込むので、いずれにせよ購入したばかりの新しいパネルに穴開け加工をしなければなりません。躊躇しながらも、結局大穴を開けてスイッチをセットしました。

 

残念ながらこのスイッチは未だにダミーです(悲)

次にレオスタッドの改造。

レオスタッドにはカプラーが使用できるようにガイドがあります。カプラーを使用しない場合はこのガイドが邪魔になります。また、ピンが細くてスピーカー用の平型メスギボシ(110型)が必要になり、更にピン同士の間隔が狭いのできちっとした絶縁が必要になります。私はご覧のようにガイドを切断し、配線をセットしました。

画像の状態で左から2ピンと3ピンがあります。これらのピンの接続は以下の通り。

(画像左から)
 コネクタD-08、11番:イグニッションライン
 コネクタD-08、12番:メーターユニットへ接続(後述に詳細説明あり)

 コネクタD-07、1番:アース
 コネクタD-07、2番:メーターのみの輝度調整なら接続不要
 コネクタD-07、3番:イルミネーションライン

コネクタD-07の2番は他のイルミラインも連動して輝度調整を行う場合に該当の配線を接続するようになっている。難易度は高くないが、他のイルミはそのままでも良いので今回はパス。本音としては作業がややこしかったためだったりして。。。

コネクタD-08、12番:メーターユニットへ接続。

今回の取付作業で一番の難関(個人的意見)であるメーターユニットからの配線の分岐作業についての説明です。
標準メーターではアースに繋ぎ込んでいる配線が2本あります。これがハイコン仕様の場合、1本は同じようにアースへ、もう1本はレオスタッドへ接続されている。本当ならば、メーターの部分に手を加えることなく、分岐合流部で配線を分ければいいのだが、配線図集にもその場所が記載されておらず、実車でもその部分の確認が出来なかった。結局メーターユニットへの半田付けとプリント基板を一部カットすると言う「荒技」で強引にレオスタット用分岐配線を増設しました。

レオスタッドメータの裏側はこんな感じになっています。一般メータとの違いは裏側に大きなカバーがあり、何かを覆っている。これはビス4本で固定されているだけなので取り外しは簡単。
白いカバーを取り外した状態。はっきり言って非常に複雑な基盤です。
これは単にはめ込まれているだけですが、基盤の右上にメーターユニットへ差し込まれているピンがあり、これを引き抜くとこの基盤も外れます。但し、下側はプリント基板が接続されているので完全に取り外すにはそれなりの覚悟が必要。(今回は取り外さなかった。)

これが基盤を外した状態。基盤の裏側には色々な電子部品が...
専門ではないのであまり深く追求せず。

ココまでバラす事が出来れば、コネクター部分から迷路を辿るように基盤のラインを追っかけて、レオスタッドへ持っていく配線の接続先が見えてきます。

配線図集によれば、画像右側にある矢印(コネクターの左側上から2番目)がレオスタットへ接続する。

このラインを辿っていくと丁度いい塩梅で半田付けされている箇所がありました。これに新たに強制的にレオスタッドへ引き込む配線を取り付けます。

半田付けに自信がないこともあって、半田が流れても影響がない側に配線を取り付けた状態。
走行中の振動で外れてしまうことはないと思うが、増設した配線はビニールテープでしっかり固定しました。
配線を接続しただけではレオスタッドは機能しません。何故なら標準メーターではコネクターの先でアースへ繋がっているため、このラインをカットします。
基盤上で一番カットしやすい場所を探したところ、ご覧の丸印の部分に決めました。
ちょっとしつこいかも知れませんが、カットした部分の拡大画像です。プリント基板が浮いていて、隣のラインとの間隔も広い場所はココだけです。

ちょっとわかりにくいが、下の画像は一番明るい状態と暗い状態の比較。
実際にはもっと明暗の差があります。

 

当然ですが、スモールに連動して更に減光を行います。輝度の違和感なく頻繁な輝度調整は不要のようです。

純正ハイコンはご覧のように、真っ暗な状態→指針のみが点灯→文字盤が点灯の順で点灯します。

バラシネタを交えての超大作になってしまいました。
必要な部品を揃えるまでに苦労しそうですが、作業そのものは比較的簡単。私自身、配線図集での机上スタディーに時間がかかりました。スタディー段階では燃料計に接続するピンが前期型と後期型では違う並びでしたが、結果的に燃料計は問題なく動作しています。全てのメーターと、確認できる警告灯類は現状では問題なく動作しているが、唯一未確認なのが燃料残量警告灯。プリント基板を見る限り問題ないと思われるが、これについてはもう少し走り込んで確認が必要です。
あっ、それから、オドメータは調整していません。約5万キロ若返ったことになっています(核爆)

装着してまだ100キロ弱しか走っていません。まだ慣れていないためでしょうか「他人の車を運転している」ような気がして落ち着きません(笑)。でもとっても見やすくなりました。

毎回のことですが、これを見て作業をされる場合は「自己責任」でお願いします。



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