GALANT GDI Viento-R メンテナンス講座
047:ドアベルトラインモールディング交換方法


窓が上下する部分に取り付けられているモール(正式名称=ウィンドウ ベルトライン モールディング)の交換方法を紹介します。

必要な工具:プラスドライバ
      10ミリスパナ(又はボックスレンチ)ミラー取り外し用
      内張剥がし(使わなくても取り外し可能)

この部品(画像の赤矢印部)は単にはめ込まれて1カ所ずつ小さな固定用ビス(画像の青矢印部)で止められているだけだが、フロントはこの部品を脱着するためドアミラーが被っているためまずドアミラー本体を取り外さなければならない。

整備解説書のイラストでは「6」がその部品となります。
 

 固定用ビスの状態はご覧の通り。

 画像はフロント右の画像だが、他のドアも同じように固定されている。

 モール自体の取り外しはこのビスの付近から持ち上げるように外していく。3カ所ほどクリップ構造で差し込まれているだけで、コツとしては外側に傾けながら引っ張ると比較的簡単に外す事ができる。それでも外れない場合は内張はがし等で内側からてこの原理で持ち上げて外す。

完全に取り外した状態の全体画像。プレス穴があるがこれとは関係ない場所が固定されている。

ドアミラー付近の拡大画像。かなり汚れが溜まっているのでこの際に綺麗にしておきます。

ビスが止められている付近の画像。
プレス穴付近に車内側に凹んだ感じになっている部分(赤色の矢印部)がクリップ構造で固定されている場所。

いずれの画像も内張を外して撮影しているが別の作業のため。この部分の作業だけなら内張は取り外す必要はない。

取り付け作業で注意する点は前後方向の位置決め。唯一の目印となるのが固定用ビス部の穴。きちっと位置決めするために楕円状の穴になっており、この穴とモールの突起がきっちり収まる用にセットして全体を押し込むだけ。多少の調整は可能だが、大きくずれてしまった場合はもう一度全体を取り外して再度セットする。

完全にはめ込んだら、最初に外した固定用ビスをねじ込む。あまりきつく締めなくてもクリップでしっかり固定されているので大丈夫。逆に締めすぎてモールの雌ねじ部をなめないようにすることが大切です。

取替前後の様子は「進化の記録」をご覧ください。


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